男勝りで人気の「ザ・マン」ことベッキー・リンチがロウ女子王者の“アシスト”で王座挑戦権を再びゲットした。4月7日の祭典レッスルマニア35大会(米ニュージャージー州イーストラザフォード・メットライフスタジアム)にセットされる同王座挑戦権を懸け、シャーロット・フレアーと対戦。リンチが勝てば祭典での王座戦が王者ロンダ・ラウジー、フレアーとの三つどもえ戦となる重要な一戦だった。

左ヒザを痛めて松葉づえ姿のリンチは「片足でもシャーロットを倒す」と意気込んだが、フレアーによる非情なまでの左足攻撃に苦しんだ。防戦一方となったものの、隙を突いてフレアーをバリケードにぶつけ、続けて得意技ディスアーマー(腕固め)で絞めた。逆にエスケープしたフレアーの必殺フィギュア・エイト(8の字固め)を受けてもん絶。絶体絶命のピンチに陥ると、突然、王者ラウジーが乱入した。

そのままリンチが襲撃され、試合終了のゴング。反則裁定として、リンチの勝利がアナウンスされた。これでレッスルマニア35大会のロウ女子王座戦は、リンチも加わった三つどもえ戦として行われることが決まった。