IBF世界ライトフライ級3位小西伶弥(25=真正)が19日に神戸ポートピアホテルで挑む同級王者フェリックス・アルバラード(30=ニカラグア)は14日、神戸市内の真正ジムで練習を公開した。

とはいえ、前日に来日したばかりで時差ボケもあってか、ミット打ちは、わずか1ラウンドで終了。滞在約1時間でジムを立ち去った。

練習前に行った会見も超異例となった。通訳不在で王者陣営は英語を介してのやりとりも拒否したため、スマートフォンの翻訳アプリを利用した「スマホ会見」となった。

アルバラードは減量も残り約1キロで順調と明かし、小西について「中に入ってくる侍のよう。タフで強い対戦相手は分かっているが、自分もタイトルを国に持ち帰れるよう準備してきた。非常にいい戦いを見せられると願っている」と自信を示した。

34勝30KOのキャリアを誇り、最近10連続KO中と30歳にして勢いに乗る。視察した江藤トレーナーは「減量も問題なさそうだし、動きは軽快。減量に失敗したから倒したと言われたくない。バッチリ仕上げてほしい」と好勝負を描いて奮い立った。