井上-ロドリゲス戦がヒートアップ!? 18日に英グラスゴーでワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)準決勝を控えるWBA世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)を指導する父真吾トレーナー(47)が、IBF世界同級王者エマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)陣営から異例のストップをかけられた。14日(日本時間15日)に同地のジムで行われたロドリゲスの公開練習を視察した真吾氏が練習風景を写真撮影した際、相手陣営のトレーナーに止められた。

真吾氏は「当然、公開練習だったのでスマホで写真を撮影しました。見つけた(相手陣営の)男がやってきて『それはできない』とジムの脇に押していった」と外国メディアに状況を説明した。ロドリゲス本人を含めた相手陣営の神経質な態度に、大橋秀行会長は「ナーバスになっている印象です」と説明。また南米のモンスターとなるIBF王者ロドリゲスの動きについて「シャドー1つにとっても本物の雰囲気でした」と警戒した。

緊張感を高めている様子のロドリゲスは「最後に自分がKOか判定で勝つだろう」と静かに闘志を燃やしていた。