ボクシングWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が、支援者たちの前でワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)優勝を誓った。4日、都内のホテルで開催された自らのメインスポンサー、NTTぷらら主催の「ひかりTVイベント」に出席。2本のベルトを持ち、先月18日に英グラスゴーで開催されたWBSS準決勝でIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)を2回TKOで下したことを報告した。

年内にWBAスーパー王者との決勝を控える井上は「まずは、この決勝で必ず勝つこと。この先は予想できない景色が見えてくると思う。日本のボクシング界を引っ張って盛り上げていきたいです」と力強く宣言した。つかの間のオフとなる現在は毎朝、長男明波くん(1)からボクシンググローブ装着をせがまれるという。強い父の姿を認識しているようで「ずっと強いパパでいなければいけない」とパワーをもらっていることを明かした。

今月2日まではベルトを獲得したばかりのIBF総会が開催されたマカオに滞在。新品のIBFベルトを授与された。今月中に米老舗雑誌ザ・リング認定ベルトも到着予定でWBA、WBC、WBOと合わせたベルトがすべて手元にそろう。本格的な練習再開となる今月下旬にベルトをすべて並べて披露する意欲も示している。