新日本プロレスのIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(31)が、試合後襲撃してきた挑戦者クリス・ジェリコ(48)への怒りを爆発させた。

9日の大阪城ホール大会でジェリコを下し、2度目の防衛に成功したオカダは10日、都内の新日本プロレス事務所で会見。襲撃の影響で試合後、無言だった王者は「すごいムカついています、ええ。ジェリコにグチャグチャにされて、あれだけ大阪城ホールにお客さんが超満員に集まってもらったのに、ああいう試合後の暴れっぷりというか。そのせいでお客さんがハッピーエンドで帰れなかったのは申し訳ないと思います。これで終わりじゃないでしょ、ジェリコ。次(対戦が)あれば、しっかり(借りを)返したいと思います」と鋭い眼光でリベンジを誓った。

百戦錬磨なジェリコのラフファイトについても否定した。先に「さすがクリス・ジェリコだなと思った部分はありますし。そこでそのリズムの取り方をするのかとか、そこでその技を出す考え方があるのかとか。そういう意味では、すごいレスラーとは思いましたけれど」と前置きした上で「オレはあんなスタイルにはなりたくないなと。10年後、20年後か分からないですけれど、あんなラフ殺法しなくても。認めたくない」とまで言い切った。

9日の大阪城ホール大会では、早くも元WWEディーン・アンブローズことジョン・モクスリー、元WWEヒデオ・イタミことKENTA、鷹木信悟、現IWGPジュニアヘビー級王者ウィル・オスプレイが今夏の真夏の祭典G1クライマックスへの参戦を表明した。「新しい人がどんどん来ることによって『また、このメンバーか』と思われるより良いと思います。『G1どうなんだろう』とお客さんが感じてくれるなら盛り上がるんじゃないかと思う」と言及。参戦表明した中では同じCHAOS所属のオスプレイの名前を挙げた。

IWGP王者として臨むG1に向け、オカダは「昨日のせいでオカダはたいしたことないと思われているかもしれないので。オカダはすげえなというところをG1でみせたい」と宣言していた。