GHCタッグ選手権で挑戦者の中嶋勝彦(31)、潮崎豪(37)組が王者杉浦貴(49)、KAZMA SAKAMOTO(36)組に勝利。6月13日大阪大会で失ったベルトをわずか2週間で取り戻した。

25分過ぎ、杉浦のエルボー連打とアンクルホールドで追い込まれた中嶋が、顔面蹴りで逆襲。ヴァーティカルスパイクでとどめをさそうとしたが、杉浦に返される。再度顔面にキックを決め、滞空時間の長い2度目のヴァーティカルスパイクで勝負を決めた。

勝利に浸る間もなく、試合後にはGHCヘビー級王者清宮海斗と谷口周平から挑戦を突きつけられた。中嶋は、清宮に対し、「俺の挑戦を受けてくれるならイエスだ」と交換条件を要求。清宮は「シングルとタッグ、2冠という新しい景色をつくるためなら、俺はこのベルトをかけて戦う」と即快諾。7月27日川崎大会での、2冠をかけたGHCヘビー級タイトル戦が決定した。

また、同川崎大会での潮崎と鈴木秀樹のシングル戦も決まった。フリーの身で、この日ノアに参戦した鈴木は第3試合で若手の稲村に勝利した後、リング上で「覚悟、責任、勇気があるなら、潮崎豪、いつでもシングル待ってます」と名指しで宣言。潮崎はメインのタッグ戦後に「やるぞ、鈴木」と要求をのんだ。「プロレスリング・ノアの愛と勇気をもって、鈴木秀樹と一騎打ちやってやりますよ」とプライドをかけてぶつかる。