王者拳四朗(27=BMB)が、挑戦者の同級1位ジョナサン・タコニン(32=フィリピン)を4回1分0秒TKOで下し、6度目の防衛に成功した。

元WBA同級王者具志堅用高の持つ日本記録「13連続防衛」の更新を夢見る京都出身の27歳。7度目の世界戦にして初の地元関西の試合で、現役の国内ジム所属王者で最長の防衛数を更新した。王者は16戦全勝(9KO)。

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拳四朗との統一戦の機運が高まるWBA同級スーパー王者京口紘人がリングサイドで観戦した。「今までは安定した戦い方でしたけど倒しにいっていた。でも、僕はあの方がかみ合う」と言い「勝てますよ」と、6月19日の自らの試合で言われたコメントを突き返した。統一戦も「気持ちは上がってくる。どっちが強いか決めたい」と歓迎。一方で拳四朗の控室に顔を出し、直接祝福を伝えるなど友好的にエールを交換した。