WBC世界スーパーバンタム級王座統一戦の前日計量が12日、米カリフォルニア州ロサンゼルス郊外のホテルで行われ、暫定王者亀田和毅(28=協栄)、同級正規王者レイ・バルガス(28=メキシコ)ともに300グラムアンダーの55・0キロで一発クリアした。

フェースオフは16秒にもおよび、関係者が引き離しにかかるほどの緊迫状態となったが、この日は亀田の28歳の誕生日だけあり、祝福ムードにも包まれた。メキシコの伝統民謡楽団「マリアッチ」がサプライズで会場に訪れ、誕生日ソングを演奏。駆けつけた多くのファンからも和毅コールで祝福された。さらにWBCマウリシオ会長からは、名前とWBCのロゴが入った誕生日プレゼントを直々に贈られた。

亀田は「今回は完璧のコンディションに仕上がりました。最高の状態です。一番やりたかった相手と最高の舞台で試合ができることに関係者の皆様に感謝しています。明日の試合は自分の集大成の試合。最高の試合をして必ず勝ちます。日本の皆様、応援よろしくお願いします」と自信を口にした。