WWEインターコンチネンタル(IC)王者中邑真輔(39)が、ノンタイトルで対戦したアポロ・クルーズ(31)に勝利後、非道行為に出た。

第1試合で激突したクルーズにエルボー・ドロップから滞空時間の長いスープレックスを許したが、スピンキックで反撃。スライディング式原爆固めからキンシャサを狙った。

逆に相手の延髄斬りからのオリンピックスラムで返されたものの、クルーズのその場飛びシューティングスタープレスを回避し、必殺のキンシャサで左ヒザをたたき込んで3カウントを奪った。

白いIC王座のベルトを掲げて王者らしい姿をみせた後、表情が一変。倒れ込んだままクルーズを蹴り続け、蹴りで場外に吹っ飛ばすと、花道から走り込んで再びキンシャサで一蹴した。動けない相手を見下ろし、冷酷な笑みを浮かべて会場を後にした。

試合後、クルーズへの非道行為の意味を問われた中邑は「みんなに見せたかったんだよ。アポロがパワーがあるとか、強いとかって言うからさ。オレはアポロよりも強いところをもう少しだけみせたかっただけ」と不敵な笑み。勝利をさらわれそうな瞬間があったのかと問われ「ないね!」と豪語していた。

また27日(日本時間28日)に開催される特別大会「スマックビル」で、中邑が前IC王者フィン・ベイラー(37)との防衛戦に臨むことも発表された。