WBC世界ライトフライ級王者拳四朗(27=BMB)が29日、地元のリーガロイヤルホテル京都で、現役国内最長の世界王座6連続防衛の祝勝会に出席し、連続防衛の目標を「15」と豪語した。

元WBA同級王者具志堅用高氏の持つ日本記録「13連続防衛」の更新を目標に掲げており、司会者に「具志堅さんを超えるんですよね?」と振られると「はい。とりあえず15ぐらいは」と笑顔で返答。約200人の来場者から「おーっ!」と歓声が沸いた。

拳四朗が理想とする今後の防衛プランは年内にV7戦をこなし、来年にV10到達-。「ねえ。(V10は)来年中にいけますよね」と話した。

7月12日、エディオンアリーナ大阪で同級1位タコニンに4回TKO勝ちしたV6戦の影響は大きかった。世界戦7戦目で初の関西開催。「今までで一番でかい。街で“声掛けられる率”が上がりましたから」。28日、友人と大阪市内で食べ歩き中に6度ほど、声を掛けられたという。

「やっぱり勝ち方が良かったからですかね」。多くのパンチをもらわず、鮮やかな右カウンターで勝負を決めた。大きなダメージを負わずに防衛ロードを歩むことが、人気アップにつながることを実感し、モチベーションも上がる一方だ。