飯伏幸太(37)が棚橋弘至(42)に2年越しのリベンジだ。昨年のG1は決勝で敗れたが、今年はAブロック公式戦の勝ち点8同士で対戦。開幕戦で痛めた左足首など、棚橋の徹底した足攻めに耐え、15分53秒、3カウントを奪った。WWE中邑真輔と並ぶ、飯伏にとっての「神」に、奇声からボマイェの中邑スタイルを決め、最後は「カミゴェ」でとどめを刺した。

飯伏は「これで4勝? いや5勝(勝ち点10)ですか」とG1のV争いを確認。「G1とは別の、自分の中のストーリーが1歩進んだかな。でも、1歩だけ。まだ終わりじゃない。終わりは始まりだから」。インタビューエリアでへたり込みながら「いや~限界です。楽しい限界」と喜んだ。

この日、全勝のオカダがSANADAに敗れ、Aブロックは勝ち点12でオカダ、EVIL、KENTA、棚橋、そして飯伏が並ぶ可能性がある。その飯伏が大混戦のG1を制するか。