優勝賞金100万ドル(約1億1000万円)の米総合格闘技プロフェッショナル・ファイターズ・リーグ(PFL)プレーオフ進出を決めた08年北京オリンピック(五輪)柔道男子100キロ級金ンメダリストで総合格闘家の石井慧(32=チーム・クロコップ)が一夜明けた9日(日本時間10日)、日刊スポーツの取材に応じた。

8日(同9日)に米アランティックシティーで臨んだPFL2019レギュラーシーズン最終戦のヘビー級5分3回は、元UFC戦士ジャレッド・ロショルト(32=米国)に0-3の判定負けを喫した。総打撃ヒット数やテークダウン数で劣勢となった展開を受け「課題がみえてきてまた新しい壁がでいてうれしい気持ちでいっぱい」と前向き。PFL初黒星を喫したながらもヘビー級ランキング8位でトーナメント形式のプレーオフに進出を決められた手応えも示した。

10月から始まる予定のプレーオフ1回戦では、同級ランク1位デニス・ゴルゾフ(28=ロシア)との対戦に決まった。石井は「どんどん課題をクリアしていきたい。次の試合にすべてをかける」と意気込んでいた。