ジム会長らで組織する日本プロボクシング協会(JPBA)が、キックボクシングなど他格闘技の両立を部分的に認める方針を固めた。

統括団体の日本ボクシングコミッション(JBC)協力のもと、22日に都内で「他競技・類似イベントに関する全国集会」を開催。全国ジムの会長やマネジャーら60人が出席し、他格闘技の選手、ジム、団体との関わりについて検討。まずヘビー級と女子に関してボクシングと他格闘技の「二刀流」を認める方向となった。

現在はプロボクサーが他格闘技で試合出場した場合は事実上の永久追放となるが、今後、ヘビー級と女子について条件さえ満たせば再びボクシング公式試合に出場可能とするルールを作っていく方針。JPBAからの要請を受け、JBCはボクシング参戦を希望する他格闘技選手や団体の人的交流に向けた手続きや管理を検討していく。

JPBAの新田渉世事務局長は「他格闘技との関係を少し緩やかにしてはどうかということ」と説明。JBC安河内剛事務局長は「JPBAさんから要請があったので、こちらもこれから準備に入りたいと思います」と話していた。