ボクシングWBA・IBF世界バンタム王者井上尚弥(26=大橋)が26日、都内のホテルでWBA世界同級スーパー王者となる5階級制覇王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)とのワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝(11月7日、さいたまスーパーアリーナ)に向けた記者会見に臨んだ。
主な一問一答は次の通り
-決勝は2カ月半後に迫った
井上尚 WBSS決勝は自分にとって今後、最大のキャリアとなる。また次のキャリアに向けてどんなに大切な試合かを自覚していますし、またみなさんが望む期待を自覚しています。このトーナメントが始まった当初、自分が1番対戦したかったのはドネア選手。この決勝で戦えることをうれしく思います。11月7日は自分の持っているパフォーマンスを出し切って優勝し、(優勝副賞の)アリ・トリフィーを無事にゲットしたいと思います。
-今のドネアの印象
井上尚 ドネア選手が培ってきたキャリアはすべて自分も見させてもらっていますし、すごく尊敬している選手。自分も勉強のためにテクニックを盗んでいた選手なので、すごくリスペクトしていますし、戦えることをうれしく思っています。
-決勝に向けて
井上尚 無事に決まってほっとしている気持ち。ホームである日本で決勝ができるということに感謝の気持ちでいっぱいです。正直、まだ試合展開も予想できていないですし、非常に興奮しています。
-勝敗のカギは
井上尚 1番気をつけなければならないことは分かっていますし、どのような試合展開にしなくてはいけないかも、すでに理解はしています。それを当日徹底して行うだけです。
-決勝で世界にどんなインパクトを与えるか
井上尚 このトーナメントは準々決勝、準決勝とインパクトある試合をしてきたので、また決勝でも自分が納得するようなパフォーマンスを出すこと。その先にある道、景色に自分がすごく興味を持っているので必ずそこにつなげるためにみなさんを納得させる試合がしたい。
-弟の拓真とダブル世界戦
井上尚 そもそも2人で興行に出ることもひさびさですし、それに加えてダブル世界戦。自分の試合より緊張する試合が前にあるというのはすごく複雑な気持ちと、いてもたってもいられない気持ちがありますけれど。拓真を信じて、自分を信じてダブル勝利していきたいと思っています。