アントニオ猪木氏(76)が2日、都内のモンテローザ本社で行われた「ラグビー応援! 元気ですかー!!」キャンペーン記者発表会で、居酒屋に行く時は「失恋した時です」と言い、笑った。

会見を主催したモンテローザが白木屋、魚民、笑笑などの居酒屋を展開していることから、イベントでは居酒屋に行く時はあるかと質問が出た。猪木氏は「1ぺんだけあるんですけどね」と答えた。その上で「すぐフォーカスされちゃうんで。行きたいんだけど、行かない時がありますよ」と、写真週刊誌に追いかけられたため、居酒屋に行くのをためらっていると明かした。

猪木氏と言えば、現役時代にはプロレスラーとしても並外れた酒量を誇ることで知られ、政界に進出後も、得意の外交で“飲みニケーション”を図ることも有名だ。この日も「飲む量は、昔は違った。1番、飲んだ時は、日本酒で5升5合。ロシア外交の時は、ウオッカを飲んで、みんな吹っ飛ばした」と、飲みの席での武勇伝を語った。

一方で「豪華なレストランじゃなくて、ちょっと飲みながら、という方が好き」と、本当は地味な飲みが好きだとも明かした。そして「最近は失恋じゃなくて、先に旅立たれてしまった…」と、8月27日未明に亡くなった、専属カメラマンでもあった妻の田鶴子さん(享年62)の死を惜しむ一幕もあった。【村上幸将】