3冠ヘビー級王者宮原健斗(30)が、挑戦者野村直矢(25)を下し、7度目の防衛を果たした。3月以来2度目の挑戦で史上最年少戴冠を狙う野村に一時は追い込まれたが、27分超の激闘の末、シャットダウンスープレックスでとどめをさした。

宮原は「夢じゃなくて、やらなきゃいけないんだ」と32代王者時代の川田利明がマークした10度の最多防衛記録更新を宣言。さらに春のチャンピオンカーニバルに続き、14日に開幕する王道トーナメント制覇を目標に定めた。その先に狙うのは19年プロレス界のMVPだ。「19年の冠はすべて俺がいただく。その方がわかりやすくて、宮原のスーパースター感が出ていいでしょ?」。絶対的な結果を残し、プロレス界の頂点に一気に駆け上がる。