IWGPインターコンチネンタル(IC)王者内藤哲也(37)が2冠への新プランをぶちあげた。

この日はメインのタッグ戦でEVILと組み、22日IC王座戦で戦うジェイ・ホワイト、バッドラック・ファレ組と対戦。外道のメリケンでの奇襲、ホワイトのパイプイス攻撃をうまくかわし、最後はファレにデスティーノを決めて勝利した。

会社の決断を待ってられない。試合後リング上でマイクを持つと「ノートランキーロ、焦ったほうがいいぜ」と来年1・4、5の東京ドーム2連戦でのダブルタイトルマッチの早期決定を求めた。内藤は、IWGPヘビー級との史上初の同時2冠取りを公言してきたが、ここにきてG1覇者の飯伏幸太や前IWGPヘビー級王者のホワイトも2冠を狙いにきている。特に飯伏はG1優勝一夜明け会見で「1月4日にIWGPヘビー級のベルトをとったまま、1月5日に(IWGP)インターコンチ(ネンタル)のベルトに挑戦するというのはどうですか」とドーム2連戦での同時戴冠のチャンスを会社に要求。その後、会社の反応はない状況だ。

内藤はこの日「来年の東京ドーム大会でダブルタイトルマッチを果たして開催するのか、しないのか。もし開催しないなら、ICベルトを保持したまま、(IWGPヘビー級)挑戦権利証を狙いにいく」と宣言。会社の判断によって、現在飯伏が持つ挑戦権を奪い取り、2冠へ自分で道を切りひらく考えを示した。

ただ、その前に白いICのベルトを失っては意味がない。「まずやらなきゃいけないのはジェイ・ホワイトを倒すこと」と22日神戸大会での防衛を誓った。