RISEのワールドシリーズ2019 58キロ以下級トーナメント決勝(16日、千葉・幕張メッセイベントホール)で那須川天心(21)と対戦する志朗(26)が7日、都内のジムで公開練習を行った。

ISKAムエタイ世界バンタム級王者の志朗は、2分のシャドーの後に2分のミット打ちを披露。軽快な動きで、仕上がりの良さを見せた。「今日で追い込みは終了。対策はバッチリで戦うイメージもできた。16日は格闘技界を変えたいと思うので、楽しみにしていてください」と自信をのぞかせた。

トレーナーが同じで、1週間前の8月31日にも一緒にトレーニング。同時に行ったベンチプレスでは95キロを上げ、那須川の90キロを上回ったという。「重さで勝負して負けたくないと思った」とまずは前哨戦で勝利。本番では多彩な攻撃を仕掛けてくる那須川に対し、キックの本場タイのムエタイで鍛えた防御力で対抗する。「一瞬でもスキを見せたらやられる。天心君の全ての競技を融合させたような攻撃に対策は出来たと思う」と対戦を心待ちにしている様子だった。