WBA世界ライトフライ級1位久田哲也(34=ハラダ)が28日、大阪市内で、同スーパー同級王者京口紘人(25=ワタナベ)への世界初挑戦(10月1日、エディオンアリーナ大阪)の予備検診を行った。

胸囲で5・5センチ、首回りで2・2センチ下回ったことを「僕より、ありますね」と言いつつも、想定内と言わんばかり。京口の“圧勝宣言”も「できたらいいんじゃないですか? そんな簡単にはいかないと思いますけど」と笑顔で受け流した。

デビュー15年10カ月。国内ジム所属選手では“平成以降最も遅い世界初挑戦”となる46戦目の晴れ舞台、入場曲は世界王座をイメージするものを選んだ。プロ野球オリックスの球団歌「SKY」を提供したバンド「メガストッパー」の「ZION(ザイオン)」。久田は「頂上とかを意味する言葉。熱くなる、一体感のある曲」と説明。久田のいとこ久田亮平さんが同バンドのドラマーという縁から、今回の試合のプロモーションビデオでも使用した。

「京口選手は序盤からボディーブローで削りに来ると思う。僕も削りに行くし、最後は精神力の勝負になると思います」。激戦を制し、ベルトを手にするつもりだ。