王者秒殺でWWEヘビー級王座を獲得したブロック・レスナー(42)が、メキシコAAAでプロレスデビューしていた元UFC同級王者ケイン・ヴェラスケス(37)の襲撃を受けた。

金曜夜FOX中継に変更された初回のスマックダウン大会のメインイベントで、同王者コフィ・キングストン(38)に挑戦。ゴングと同時に襲いかかってきた王者を捕獲し、そのまま必殺のF5一撃で仕留めて3カウントを奪取した。衝撃の秒殺KO劇で新王者となった。

代理人ポール・ヘイマンとともに勝ち誇っていると、レイ・ミステリオJr.の呼び込みでUFC時代のライバル、ヴェラスケスが姿をみせた。UFCヘビー級王者時代の10年、UFC121大会でヴェラスケスに1回KO負けを喫し、王座陥落していたレスナーは青ざめた表情。ヴェラスケスにいきなりリングで襲われ、総合格闘技ばりのテークダウンでパウンド連打を浴びた。たまらずレスナーは場外回避。ヴェラスケスから「戦え」と挑発を受けたものの、にらみ付けながらバックステージに下がっていった。