7度目の防衛を狙うWBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(27=BMB)が21日、都内のホテルでトリプル世界戦(23日、横浜アリーナ)の会見に臨んだ。

当初対戦予定だったIBF同級王者フェリックス・アルバラード(ニカラグア)が体調不良で回避。WBC同級12位ランディ・ペダルコリン(フィリピン)に対戦相手が変更となり、試合の順番も当初のセミからその前の“セミセミ”に変更となった。

それでも余裕のポーズは崩さない。今回はリングネームを本名にして臨む初めての試合。「ケン・シロウに別れていたのが、寺地が入ってケンシロウという名前がしっかりアピールできると思います」。目指す日本の連続防衛回数記録(WBA同級王者具志堅用高=13回)にも「自然に13回は超えられると思っている」と言い切った。

父の寺地永会長も“通過点”と捉える。「今回、統一戦が流れたのは残念だが来年年末、10回目の防衛で統一戦ができればちょうどいい」。今回V7を達成すれば、来年3戦で年末にV10戦の青写真。歴史に名を残す記録へ、きっちり勝って来年につなげる。