キックボクシング界の神童、那須川天心(21)が、最強挑戦者と言われる江幡塁(28)を1回TKOで下し、実力の違いを見せつけた。

那須川は1回の開始から前に出て、強烈なパンチを江幡に浴びせた。まず、左ストレートでダウンを奪うと、立ち上がったところに畳み掛けて2度目のダウンを奪う。さらに立ち上がったところに、体を横回転させながら回し蹴り。さらに連打でコーナーに追い込み、最後は右フックで3度目のダウンを奪い、1回2分46秒、TKO勝ち。

昨年の大みそか、フロイド・メイウェザーに挑戦して敗れた雪辱を果たした。那須川は「めちゃめちゃ気持ち良かった。絶対KOすると決めて、無事にKOできて良かった。江幡さんは日本人最強と言われていたので、レベルの差を見せられた」と喜びを語った。来年に向けて「RISEの55キロトーナメントに出るんで、江幡さんもそこに出てもらえば、もう1度やれる」と話していた。