新日本プロレスの“野人”こと中西学(52)が7日、都内で引退会見を行った。2月22日後楽園ホール「引退記念大会」で引退試合を行う。

発表を受け、専大レスリング部の後輩、全日本プロレス秋山準(50)が取材に応じ、思い出を語った。秋山は引退について「びっくりしました」とし、「自分で決められたのだろうけど、さみしい思いです」と語った。

秋山が専大に入学した時、中西は3学年上の4年生。寮の同部屋で一緒にAV鑑賞を薦められたという逸話が知られる。「僕ら1年生にとって、中西さんら4年生は神みたいな感じだった。その中で、中西さんは気さくに話してくれて、いつも優しかった。(AVも)ぼくの緊張をほぐそうとくれたのだと思う」。当時はスパーリングパートナーも務めた。「当時から日本人離れした体で、パワーがすごかった」と振り返った。

それぞれ新日本、全日本とライバル団体に所属も「試合で会うと、いつも大学時代のように声をかけてくれた」。引退後の中西の道は現段階で未定だが、「もし僕にできることがあれば、協力したい」とした。