世界最大のプロレスの祭典WWE「レッスルマニア」史上初の無観客試合2日目が行われ、メインのWWE選手権で挑戦者ドリュー・マッキンタイア(34)が、“ザ・ビースト”こと王者ブロック・レスナー(42)を破り、新王者となった。

試合のゴングですぐにレスナーが突進しコーナーでタックル連発も、マッキンタイアがカウンターでクレイモア(ランニングシングルドロップキック)を決め、いきなりダウン奪取。

お返しとばかりに王者はジャーマン3連発から必殺のF5をマッキンタイアにたたき込んだが、カウント1で返される。

驚きを隠せないレスナーはF5を2連発も決まらず。相手のしぶとさに戸惑い、セコンドの代理人ポール・ヘイマンに助けを求めた。だが、ヘイマンからは「やりつづけるだけだ」と頼りない鼓舞があるだけ。焦るレスナーは不気味に笑いながらF5を狙うが、逆にカウンターのクレイモアを決められてしまう。マッキンタイアはコーナーからもう1発。さらに顔面へ3発目のクレイモアを決め、3カウント奪取。わずか4分28秒で勝利を決めた。

悲願の初戴冠となったマッキンタイアはベルトを手に涙。ベルトを高々と上げ、さらにコーナーに駆け上がり勝利の雄たけび。悲願の初戴冠で歴史的レッスルマニアのラストを締めた。