ボクシングの興行再開後、国内最初のタイトルマッチが16日、東京・後楽園ホールで行われた。日本パーライト級王者井上浩樹(28=大橋)は同級1位永田大士(30=三迫)に7回2分17秒TKO負けし、2度目の防衛に失敗。16戦目でプロ初黒星を喫した。

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WBA、IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥のいとこの浩樹が、王座から陥落した。

3回以降、永田の手数と距離をつぶしてくる圧力に苦しみ、7回に有効打で右目の腫れがひどくなったところでストップ。

「体に力が入らなかった。今後については考えたい」と話した。初戴冠の永田は歓喜の涙で「険しい道のりだったが、ここがスタート」。三迫ジムの日本王者は6人目となった。