ボクシングで関西初の無観客興行が25日、神戸市立体育館で行われた。当初は3500人収容の会場に400人限定で有観客で行う予定だった。しかし、新型コロナウイルス感染症の収束はみえず、大阪府内のジムで11人の陽性反応が出たこともあり、無観客に変更。

メインの東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦は40歳4カ月の堀川謙一(三迫)が、18歳下の冨田大樹(ミツキ)を10回TKOで下して戴冠した。無観客は「全然気にならなかった」と話し、年齢の影響も「35歳から変わっていない。(年齢に)あらがうようにしている」と笑顔だった。

プロテストも行われ、女子で元WBO世界ミニマム級王者山中竜也さん(25)の妹・菫(18)が合格した。