ボクシングのWBA、IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥(27=大橋)が31日、長野県内での走り込み合宿を開始した。陣営は当初、9月ごろにWBO王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦を目指してきたが、新型コロナウイルス感染拡大による渡航制限の影響などもあり、交渉が難航。海外メディアでは、WBA3位、IBF4位のジェイソン・モロニー(29=オーストラリア)との対戦で合意したと報じられている。

井上は所属ジムを通じ、「恒例となっているミニ合宿で心身共に鍛え上げ、試合を迎えます。そして僕の試合を見て元気や活力を与えられたらと思います。(昨年11月の)WBSS決勝から1年ぶりの試合となりますが、皆さん楽しみに待っていてください」とコメントを出した。合宿は3日まで行われる。