ボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥(27=大橋)が、WBA同級2位ジェーソン・モロニー(29=オーストラリア)との防衛戦に臨み、7回2分59秒、KO勝ちを収めた。

試合中継の解説者を務めた元世界2階級制覇王者ティモシー・ブラッドリー氏(37)は「彼の速度、彼の正確さ、彼のカウンターパンチの能力…すべてが違っていた」とモロニーと別次元の実力だった印象を口にした。

パウンド・フォー・パウンド(階級を超越した最強王者)ランクで井上を2位に選んでいる米老舗ボクシング誌「ザ・リング」電子版は「井上がハロウィーンにごちそうを提供。モンスターがモロニーをスライスした」との見出しで快勝を報じた。米ボクシングサイト「ボクシングニュース」では「モンスター井上尚弥の復活」と右目眼窩(がんか)底骨折から1年ぶりの防衛戦を勝利で飾ったことを伝えた。