上村優也(26)はIWGPジュニアヘビー級タッグ王者の石森太二(37)に敗れ、4連敗となった。

あと1歩でまた勝利を逃した。「タイトルマッチだと思って戦う」と挑んだが、王者の洗礼を浴びた。バックボーンであるレスリングを生かし、組み立てていくスタイルを、逆に石森にやられた。左肩を集中的に攻められ、得意のかんぬきスープレックスホールドに持ち込むことができない。

1勝したい。雄たけびを上げ、気合を入れ直すと終盤、腕ひしぎ逆十字固めで逆転。勝利をつかみかけたが、かわされるとBone Lockで締め上げられてギブアップした。今年の石森とのシングルマッチもこれで4連敗。試合後には石森からIWGPのベルトを目の前に置かれ「チャンピオンは俺だ」と言われた上村は悔しそうな表情を見せた。「こんなこと言いたくないけど、みんな強い。でもこの強くない俺が強い人に勝ったらおもしろい。優勝、これから全然狙います」と宣言した。次戦は25日高橋ヒロム戦。試練は続くが、リングの上で結果を出して証明する。