鷹木信悟(38)、SANADA(32)組がYOSHI-HASHI(38)、後藤洋央紀(41)組を破り、4勝1敗で単独トップとなった。

相手のお株を奪う連携技が光った。YOSHI-HASHIにはSANADAが腕をつかみ、鷹木が叩きつけ、ショルダータックル。後藤には流れるような攻撃を仕掛け、バックドロップやドロップキックを浴びせた。最後はSANADAが、YOSHI-HASHIとの目まぐるしい丸め込み合い合戦を制し、Sukull Endを決め、タップアウト勝ちした。

勝利後、リング上でマイクを取ったのはいつもの鷹木ではなく、SANADAだった。「今年のワールドタッグリーグ、隣のTKG(鷹木)と優勝します」と宣言。さらに「久しぶりにやりますか」と言い、会場の照明を落とし、観客の携帯電話の明かりでイルミネーションを作り出した。

SANADA 新日本今年最後の東北大会。俺からのギフトだよ。

普段は試合後ほとんど語ることのない男が、気分を良くしたのか、キザなせりふでさっそうとリングを後にした。“主役”を奪われた鷹木はバックステージでのみコメント。「SANADA以上に、俺が客にギフトを与えるなら優勝しかないだろ」と鷹木流のトークで締めた。

NEVER無差別級のベルトを持つ鷹木と17、18年と連覇し、3年連続ファイナリストのSANADA。即席コンビながら単独トップに立った2人はこのまま頂点まで突き進む。