ボクシングの日本スーパーライト級タイトルマッチ10回戦は10日、東京・後楽園ホールで開催される。9日には都内で前日計量が開かれ、初防衛戦となる王者永田大士(30=三迫)、挑戦者となる同級2位近藤明広(35=一力)はともに100グラム少ない63・4キロでクリアした。

7月に井上浩樹(大橋)を下し、新王者となった永田は「初防衛(成功)に挑戦していく感じ。最初からガンガン行きたいし、向こうが来なかったら期待外れかなと思う。チャンスがあれば倒したい」と序盤からハイペースで戦う意欲を示した。

一方、世界挑戦経験もあり、勝てばライト級に続いて日本王座の2階級制覇にもなる近藤は「アマ43戦、プロ43戦目。86戦の経験をフルに使いたい。2階級制覇はモチベーションの1つ。今は国内でしか試合がないいが、日本のベルトを取って存在感をみせたい。世界再挑戦する上で、負けられない試合になる」と強い決意を示していた。