10年ぶりにK-1に復帰する京太郎(34)の対戦相手が実方(じつかた)宏介(23)に決まった。来年1月24日、東京・代々木第1体育館で開催の「ケイズフェスタ4」(日刊スポーツ新聞社後援)で拳を合わせる。K-1実行委員会が9日、都内で発表した。

プロボクシング日本ヘビー級など前3冠王者として知られる京太郎。新型コロナウイルス感染拡大の影響でボクシングの試合ができず、先月に引退、K-1復帰を決めた。エンターテイナーらしく、この日の会見もド派手な服で現れると「実方選手に太り過ぎはダメよ、というTシャツを作ったきた」と言って、自ら着用のそれを披露。会見場を笑わせた。

一方で、先月17日の復帰会見では「蹴りの練習をしたら、両足の裏の皮がめくれた」と不安材料を明かしていた。この日の会見で、その点に触れられると「次の試合では蹴りは使いません。リングシューズで上がって、パンチだけでいく」と、シューズは履けない現行のK-1ルール変更に関わる方針をぶち上げた。

「この年になっても僕は強い。実方選手は、その体形だとフックを打つと思うが、真っすぐに打たないとヘビー級は勝てない」と、日本人初の元K-1ヘビー級王者らしく、自信満々だった。

相手の実方は第2代Bigbangヘビー級王者。愛鷹亮とも対戦した経歴を持ち、今回、K-1初参戦となる。184センチの身長は京太郎より1センチ上。体重は現在125キロで、試合では115キロ程度でリングに上がる。「蹴りを相手が使わないなら、僕が蹴り倒す」とビッグチャンスをモノにすることを宣言していた。