東京オリンピック(五輪)ウエルター級日本代表岡沢セオン(25=鹿児島体協)がアマチュアの誇りを両拳に込めた。

日本スーパーライト級ユース王者佐々木尽(19=八王子中屋)とのスパーリングはヘッドギアなしで対戦。ファイタータイプの佐々木に対し、サウスポースタイルの岡沢は距離を保ちながら左ストレートを繰り出してテクニックの高さをみせた。最終3回にはお互いに観客を盛り上げるように激しい打ち合いをみせた。

岡沢は「アマチュアに誇りがある。何があっても3分3回では負けない。それがアマチュアボクサーです」と堂々と宣言。東京五輪テスト大会で金メダル、19年アジア選手権で銀メダルを獲得するなど、東京五輪の金メダル候補となっている。岡沢は「アウトボクシングが通じて大きな持ち味と思った。ここ最近のスパーリングでも1番良かった。五輪のイメージをつかむことができた」と収穫を口にしていた。また4月からスポンサー収入のみで、活動することも明かし「プロのアマチュアボクサーとして活動します」と宣言していた。

LEGEND全試合詳細はこちら―>