ボクシングWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)が8日、米ダラス市内のホテルで12ラウンドの練習をこなした。前夜からホテル貸し切りで完全隔離のバブルとなり、この朝にはPCR検査を受検。一行7人全員が陰性だった。

京口はともにクイック検査で陰性判定後、小林トレーナーと特設ジムで練習をこなした。シャドー4回、ミット打ち6回、サンドバッグ打ち2回と、タップリと汗をかいた。

体重は練習前でリミットまで約3キロの52キロを維持し、コンディションは好調という。食事も朝はサンドイッチ、昼食はわかめごはん、温野菜、フルーツ、ゆでたまご、納豆を食べ、夜はそばにステーキの予定という。現地日本人会の支援で日常と変わらぬ食生活を送れている。

京口は「12ラウンドをしっかり動けた。体調も順調で、日本食も食べられてバッチリ。試合まであと5日と1週間切り、予断なく調整していく」とコメントした。13日のV3戦で同級10位アクセル・アラゴン・ベガ(20=メキシコ)の挑戦を受ける。