大相撲の元貴ノ富士のスダリオ剛(23)が、プロレスラーの宮本和志(42)を秒殺した。

110キロオーバーのヘビー級同士の対戦は8秒で終わった。ゴングと同時に宮本が突進。それを正面から倒したスダリオが、相手が起き上がってきたタイミングを狙って、強烈な右フックで倒した。

勝負が決した後にも攻撃を止めなかったことに、両陣営がヒートアップ。セコンド同士ももみ合う事態になった。20年9月のRIZINデビュー以来、対戦相手は全てプロレスラーで、ディラム・ジェイムス、ミノワマンに続き3人目だ。

試合前には相手から挑発も受けた。「圧倒的に勝ちたかった。やりに行かないとやられると思った」と振り返った。

試合直後は冷静さを失っていたが、ドクタールームに謝罪に行ったことを明かし、宮本から「僕も変なこと言ってごめんね」と言われたという。スダリオは「器の大きい人だなと思いました」と語った。【南谷竜則】

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