NXT UK女子の「ファイナル・ボス」里村明衣子(41=センダイガールズ)が再びNXT UK女子王座挑戦を決めた。メインイベントで5選手出場の次期挑戦者ガントレット戦が開催。当初はジニー(31)、エミリア・マッケンジー(20)、ザイヤ・ブルックサンド(22)、ダニー・ルーナ(22)、アイラ・ドーン(27)がエントリーされていたが、負傷欠場したブルックサンドの代役として里村が4人目で緊急サプライズ出場。2勝していたドーンを下すと、ジョセフ・コナーズを伴って5人目で登場したジニーとの最終戦を迎えた。

デスバレーボム、ミドルキックでダメージを与えると、必殺のスコーピオライジングでジニーの頭部にかかとを落とし、3カウントを奪取。NXT UK女子王者ケイ・リー・レイ(28)への挑戦権を獲得した。試合後、リングにベルトを持って姿をみせたレイに一礼された。敬意を表する形の態度に一礼すると、そのまま無情なキックを浴びてダウン。「私がここの王者。誰もそれを変えられない」と罵声を浴びせられた。

里村は試合後、自らのツイッターで「私がガントレット戦で勝った。ケイ・リー・レイに再挑戦します」と決意をつづった。今年1月からNXT UKとコーチ兼任で契約を結んだ里村は3月にはレイに初挑戦。激闘の末にケイのゴリーボムを浴びて敗退している。現在も最長王座保持記録を伸ばし続ける王者レイを止めることができるか。