女子プロレス団体スターダムに所属していた木村花さんが22歳で亡くなってちょうど1年を迎えた23日、追悼興行「木村花メモリアル『またね。』」が後楽園ホールで行われた。

花さんとの思い出を共有しようと、3月の興行発表後、チケットはすぐに完売となった。最初にリングに上がったのは、花さんが19年に立ち上げたユニット「トーキョー・サイバー・スクワッド(TCS)」のメンバーで、親交の深かったジャングル叫女。「あの日から1年たちます。どんな日で迎えたらいいのかと思っていた。ここにいる皆さん、花を思う世界中の人たちが幸せになることを花は願っている」と思いを語った。

主催する花さんの母で、元プロレスラーの響子さん(44)は、この大会を迎えるにあたり、日刊スポーツの取材に「花に伝えたいこともたくさんあると思うので、みんなで一緒の時間を過ごして、心の中で花にメッセージを送ってほしい」と語っていた。幼い頃から見ていた沖縄プロレス出身の選手など、花さんにゆかりのあるレスラーたちが、花さんへの思いを胸にリング上で熱い戦いを披露した。