WBOアジア・パシフィック・フェザー級15位にランクされるゴールデンルーキー木村蓮太朗(23=駿河男児)がデビュー4連勝を飾った。

20年全日本新人王フェザー級西軍代表の福永輝(22=沖縄ワールドリング)と拳を交え、3-0(60-54×3)のフルマークによる判定勝利を収めた。4連続KOこそ逃し「できれば倒したかった」と反省も「(デビューの)最初は全部KOで勝つと言ってきましたが、僕の試合に外れはないと思います」とキッパリ。静岡・函南町出身、所属ジムも静岡・富士市にあるため「静岡県で初の世界王者になりたい」と郷土愛を口にした。

19日に米ラスベガスで防衛戦を控えるWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)の練習パートナーとして5月に20日間、実に36回(ラウンド)のスパーリングを経験した。また東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック・フェザー級王者清水聡(35=大橋)や前WBOアジア・パシフィック同級王者森武蔵(21=薬師寺)の練習パートナーも務めるなど総スパーリング数は90回を超えていた。王者クラスのボクサーと実戦練習を積んだこともあり「自信になりました」とも口にしていた。