WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)が19日(日本時間20日)、米ネバダ州ラスベガスでIBF同級1位マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)と対戦。日本人初となる2戦連続のラスベガス防衛戦となる。

ラスベガスはボクシングの聖地といわれる。同地はカジノ客の集客のためにホテルが競って人気のショーを誘致する。ボクシングもその1つ。当然、魅力的なカードでなければ客は集まらない。必然的にスター王者たちが拳を交えるスーパーファイトの聖地になった。

かつては日本人がラスベガスで戦うことは夢だったが、近年は日本人選手の活躍も目立つ。11年10月、WBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃がラスベガスで日本人として初めて米国での防衛を達成。15年11月には、元WBC世界スーパーフェザー級王者三浦隆司がバルガスに敗れて王座陥落も、壮絶な打ち合いで年間最高試合に選ばれた。

井上は昨年10月31日、挑戦者のWBA2位、IBF4位のモロニーに7回2分59秒KO勝ちし、「聖地」、ラスベガスで完勝デビューを果たしている。