ボクシング界の世界的スター選手となる元3団体統一ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(33=ウクライナ)が、昨年10月に判定負けを喫した現3団体統一同級王者テオフィモ・ロペス(米国)との再戦を強く希望した。26日(日本時間27日)、米ラスベガスで元東洋太平洋同級王者中谷正義(32=帝拳)とのノンタイトル12回戦で約8カ月ぶりの再起戦を果たす。24日(同25日)には中谷とともに試合会場のヴァージンホテルで公式会見に臨み「もちろん(ロペスと)もう1度望んでいます」とリマッチによる王座奪回を希望した。

写真撮影に応じ、フェースオフでは身長で11センチも高い180センチの中谷を169センチのロマチェンコが見上げた。あらためて身長差を確認し「中谷はタフな男です。身長とリーチがある、とても良いボクサー。だから対戦相手として選択した」と自信をのぞかせた。18年にメスを入れた右肩を再手術しているものの「リングに戻るのが待ち切れない。ワクワクし、エキサイティングな気持ち。最高のスキルを発揮し、自分のため、家族のため、友人のため、チームのため、リングに戻ったことを証明したい」と健在ぶりを証明するファイトを約束していた。