ボクシング4団体統一戦の記者会見が7日、オンラインで行われた。WBAスーパー、WBC、IBF世界スーパーウエルター級王者ジャーメル・チャーロ(30=米国)と、WBO世界同級王者ブライアン・カスターニョ(31=アルゼンチン)の対戦。史上7人目の4冠王者をかけて、17日に米テキサス州サンアントニオで対戦する。

チャーロは「人生で最も重要。あと10日が待ち切れない。いいトレーニングをして、より進化している。大好きな故郷のテキサスで戦う準備はできている。パウンドフォー・パウンドのトップになる」と自信を見せた。18年にWBC王座のV4に失敗陥落も、19年に王座を奪回。昨年WBAスーパー、IBF王者ジェイソン・ロサリオ(WBAスーパー、WBC、IBF)を8回KOで3つの王座を統一した。双子の弟で兄ジャーモールはWBCミドル級王者で、6月に5度目の防衛に成功している。

カスターニョは「両者にとって最高の瞬間になる。チャーロはパンチがあるが、私は多彩な試合ができる。週に3回スパーリングし、1日に2回練習もしてきた」とこちらも勝利を確信する。サッカー南米選手権で母国が決勝に進出し、来年にはワールドカップ(W杯)が控えている。「私が勝てば、W杯で母国が優勝に匹敵する栄光と興奮になる」とアピールした。