ボクシング元東洋太平洋ライト級王者中谷正義(32=帝拳)が2日、都内のジムでの練習を再開した。6月に米ラスベガスで、元3団体統一同級王者ワシル・ロマチェンコ(33=ウクライナ)と対戦。9回TKO負けを喫していた。ジムの公式サイトに始動を報告し、再び世界を目指す決意を表明している。

ダメージや腫れが引くと、ロードワークは再開していた。ただし「初日は途中で辞めました、キツくて。少しずつ慣らしてきました」という。大阪に帰省してあいさつ回りしたが「予想していたよりはいい反応でうれしかった」。

再開にあたって、2日前にロマチェンコ戦の映像を初めて見たそうだ。「ムカつくのは間違いないので見なかった。再開する上で現実逃避しててはダメと思って」という。「やられはしたけど、やりようによってはと思ったところもいくつかあった。もう1回チャレンジできるように頑張っていきたい」。今度こそ世界への決意を披露していた。