総合格闘家の朝倉海(27=トライフォース赤坂)が、19日のRIZIN30大会で負傷した右の拳の状態について語った。試合が終わった後の20日未明にユーチューブを更新し、腫れ上がった右拳を見て「やばいよね。かなり痛いのですぐに病院に行って検査する。折れてないことを祈る」と語った。

朝倉は19日のバンタム級トーナメント2回戦でヤマニハに3-0判定勝ちしたが、1回途中で右の拳を痛め、2回以降は左パンチ主体の攻撃や、距離を取っての戦いとなり苦戦した。「格闘技はケガがつきもの。試合中にケガすることもある。そういう時にうまく対応していかないとといけないというのを改めて実感した」と振り返った。

試合内容についても「1回で倒そうとし過ぎた。冷静になっていればKOできた。素直に喜べない」と反省。控室が同じだったぱんちゃんと昇侍が続けて勝利し「次は俺が絶対KOで勝つ」とテンションが上がりすぎたという。それでも判定で勝利し、大みそかの準決勝、決勝につながったことには「本当に勝って良かった」と胸をなで下ろした。「修正点も見つかったし、拳を治してすぐに練習に取りかかりたい。大みそかではレベルアップして、万全の状態で臨みたい」と意気込んだ。