「K-1 WORLD GP 2021」が12月4日、エディオンアリーナ大阪で行われ、バンタム級の黒田斗真(20)と壬生狼(みぶろ)一輝(20)が対戦する。主催のK-1実行委員会が11日、都内で発表した。

2人は5月30日に行われたK-1横浜武道館大会での「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」決勝で対戦、黒田が1回31秒にKO勝ちした。同決勝には黒田はノーダメージ、壬生狼はボロボロの状態でリングイン。試合後に黒田が「お互いが万全の状態で、もう一度やりたい」と発言していたことから、今回のダイレクトリマッチが決まった。

この日の会見には、壬生狼がグレート・ムタに似せた姿で登場。乳首に付けた紐を黒田に引かせた後、「一輝の代理、腹違いの兄、グレート・ミブです」と言って笑わせた。それでもリベンジへの気合は十分。「ブラックパンサー黒田の地元で花を持たせたいところだが、そういう訳にはいかない」と宣言した。

迎え撃つ形になる黒田は「(相手は)バランスの取れた選手で外見もおもしろいが、おいしいところは自分がいただく」と切り返した。そして、自分が同階級No・1であることを証明するため、「打ち合って、前と違った黒田を見せたい」と言葉に力を込めた。