アジアが拠点の格闘技団体ONEチャンピオンシップを主戦場とする女子アトム級の平田樹(22)は29日にシンガポール・インドアスタジアムで開催される女子同級ワールドGP準決勝を欠場する。26日までに発表された。同団体を通じ、平田は「突然の報告になりますが、高熱が続き、ONE女子アトム級ワールドGPを欠場することになりました。抜てきしてもらって、準決勝まで来て、たくさんの方に応援してもらっていたのに悔しいです」と無念のコメントを出した。PCR検査は陰性だったという。

なお平田が準決勝で拳を交える予定だったリトゥ・フォガット(27=インド)はジェネリン・オルシム(24=フィリピン)と対戦する。平田は「ギリギリまでサポートしてくれたONEチャンピオンシップの皆様や、何より対戦相手のフォガット選手、ファン、スポンサーの皆様に申し訳ないです。PCRテストは陰性でしたが、今は歩くこともできない状態です。必ず治して、なるべく早くONEのサークルに戻ることを約束します」と早期のカムバックに意欲を示していた。