ボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)が12月14日、東京・両国国技館でIBF世界同級6位アラン・ディバエン(30=タイ)との防衛戦(WBA6度目、IBF4度目)に臨むと29日、所属ジムから正式発表された。今年6月、当時のIBF同級1位マイケル・ダスマリナス(フィリピン)戦以来、約6カ月ぶりのリング。19年11月、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズのバンタム級決勝となったノニト・ドネア(38=フィリピン)戦以来、約2年1カ月ぶりの国内世界戦となる。来年、同級で4団体統一を狙う井上が対戦を希望する対抗王者2人の次期防衛戦も決まりつつある。

WBC世界同級王者ドネアは12月11日(日本時間12日)、米カリフォルニア州カーソンで、暫定王者レイマート・ガバリョ(25=フィリピン)と初防衛戦に臨むと米専門メディアに報じられている。WBCからガバリョとの対戦指令を受けていた。また、WBO世界同級王者ジョンリール・カシメロ(32=フィリピン)も、WBOから同級1位ポール・バトラー(32=英国)との対戦指令を受ける。このカシメロ-バトラー戦の興行権はドネアが契約を結ぶプロベラム社が持っており、年内の開催を目指している。同社は米プロモート大手ゴールデンボーイプロモーションの元CEO、リチャード・シェーファー氏が設立した。