立大4年でボクシング日本女子ミニマム級2位の鈴木なな子(22=三迫)が目標に掲げてきた大学在学中のタイトル奪取の達成を目指す。

9日、東京・後楽園ホールで同級1位瀬川紗代(24=ワタナベ)との同級王座決定戦を控え、8日には都内の前日計量に出席。100グラム少ない47・5キロでパスした瀬川に対し、300グラム少ない47・3キロでクリアした。

極真空手出身で、プロ8戦目で待望の日本王座に挑む鈴木は「大学に入った時から目標は(在学中に)タイトルを取ること。それをクリアしたい」と気合を入れ直した。前所属先で一緒にトレーニングを積んだ経験もあるという瀬川と王座を争うことになり「普通に良くしゃべっていたので少し気まずい」としながらも「6ラウンドあるので着実にポイントを取ってダメージを与えていきたい。必ず(王座を)取りたい」と意気込みを示した。

一方、アマ戦績31勝(14RSC)9敗の実績を持つ瀬川は昨年10月に樽井捺月(山木)に敗れて以来の再起戦で王座挑戦の好機が巡ってきた。「アマを含めて今回が46戦目。今回はプロとして大事にしなくてはいけない。デビュー戦のような気持ちでいます。ベルトを取って上に行きたい」と王座奪取への強い決意を口にしていた。