プロレスリング・ノアの清宮海斗(25)が、盟友の活躍を刺激にタイトル奪還に燃える。

28日、都内で行われた、来年1月1日開催の日本武道館大会の調印式に出席。大みそかに行われる総合格闘技RIZIN33大会でラストマッチに臨む那須川天心について話が及ぶと、「同世代としてめちゃくちゃ刺激になっている」と明かした。

那須川とは以前から親交があり、清宮の地元埼玉で試合が行われる際には観戦に訪れることも。デビュー45連勝中の神童について「本当にいい人なんですよ」と、さわやかな笑顔で教えてくれることもあった。

だが、この日は真剣な表情で続けた。「プロレスにはどのスポーツにも負けない魅力がある。それを日本武道館で証明したい。プロレス業界で20代で活躍している人はなかなかいない。俺が切り開く存在になりたい」と、力を込めた。

1月1日は、拳王が持つGHCナショナル王座のベルトに挑戦する。15年にデビューしてから何度も戦ってきた相手で、「何度も屈辱を浴びてきた」と語る。それでも「前の俺だったら何も言い返せなかった。でも、今は拳王の知っている俺じゃないと自信を持って言える」と断言。「俺がGHCナショナルを取ります!」と高らかに宣言した。ノアの清宮が、スポーツ界に新風を巻き起こす。【勝部晃多】