静岡対決で地元を沸かせる。総合格闘技RIZINは21日、2月23日に静岡・エコパアリーナで行われるTRIGGER2大会の第1弾対戦カードを3カード発表。既に参戦が発表されていた磐田市在住のクレベル・コイケ(32=ボンサイ柔術)の対戦相手は、地元出身の佐々木憂流迦(うるか、32=セラ・ロンゴ・ファイトチーム)に決定した。

クレベルは、RIZIN側との契約問題などもあり、朝倉未来に一本勝ちした昨年6月の東京ドーム大会以来8カ月ぶりの参戦となる。フェザー級王者を目指してリスタートを図る一戦が、20年2月以来のRIZIN静岡開催となり「もう1度チャンスを頂けてありがとうございました」と日本語で感謝。佐々木との地元対決にも意欲を見せ、「同じ地元としてしっかり勝ちにいきたい」と力を込めた。

一方の佐々木は、「正直胸が躍っている。チャンスを頂けて心から感謝したい」と気合十分。クレベルについては「昔から知っている。素晴らしい人間性。地元静岡でメインで戦えることが光栄。フェザー級最強の位置にいると思っているので勝ちに行きたい」。前戦は、フェザー級に階級を上げて臨んだ昨年9月の埼玉大会で、堀江に判定負けしている。「うまくいかない時にもついてきてくれるファンがいる。ぶちあがりたいと思うので応援よろしくお願いします」と呼びかけた。

TRIGGER大会は昨年11月に第1回大会を神戸で開催。ナンバーシリーズ、ランドマークシリーズに次ぐシリーズ第3弾で、テーマは選手の再生や原点回帰、発掘や育成。海外では主流のケージ(金網)ファイトで、今回からはRIZINオリジナルケージを使用する。

この日発表された全カードは以下の通り。

◆クレベル・コイケ(32=ボンサイ柔術)-佐々木憂流迦(うるか、32=セラ・ロンゴ・ファイトチーム) MMAルール、66・0キロ、5分×3回

◆新居すぐる(31=Potential)-山本空良(21=パワーオブドリームジム) MMAルール、66・0キロ、5分×3回

◆加藤ケンジ(31=3POUND K.O.SHOOTO GYM)-倉本一真(35=リバーサルジム新宿MeWe) MMAルール、61・0キロ、5分×3回