K-1の3階級制覇王者で現スーパーフェザー級王者武尊(30=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が今年6月に対戦予定の那須川天心(23=TARGET/Cygames)との対決に向け、K-1代表として戦う意識を高めた。

26日、都内のホテルで開催された21年の年間表彰式「K-1 AWARDS 2021」に出席。3月のケイズフェスタ4大会Day2(日本武道館)でのレオナ・ペタス戦が最高試合賞に輝いた。

3度目の同賞受賞となった武尊は「毎回、試合前の会見で最高の試合をするんでと絶対に言うのですが、賞の通りに最高の試合を選んでもらいうれしく思います。最高の試合を目指していきたい」と決意も新た。6月の那須川戦に向けて「人生懸けた試合になる。最高の内容、最高の勝ち方で必ず勝つ。ボクは勝手に今日いるK-1ファイターの気持ちを背負ってK-1を信じてついてきてくれたファン、K-1みんなの気持ちを背負って挑もうと思っている。K-1最強だと思って6月は勝負します」と力強く宣言した。

表彰式には、6月予定の武尊-那須川戦をメインとしたビッグイベントの総合プロデューサー役を務めるRIZIN榊原信行CEOがゲストとして招かれ、武尊、K-1中村拓己プロデューサーと並んで壇上に立った。榊原氏は「この試合を実現することがK-1に対する愛、こだわり、成し遂げたいという武尊選手の意思、強いこだわりがないと実現しなかったカードです。日本の格闘技界にとっても両雄にとっても、日本の格闘技史上、もっとも意味のあるイベントをつくっていきたい」とあいさつしていた。